めぐろパーシモンホール 避難訓練コンサート11月18日に行われました

 今回で10回目を迎える「めぐろパーシモンホール避難訓練コンサート」は、平成23年に発生した東日本大震災をきっかけに、災害等が起きた際、お客様が安全に避難できるための訓練として始まりました。それ以後、毎年継続して大ホールで実施されていましたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から開催が見送られ、今回初めて小ホールで開催されました。コンサート中に震度6弱の地震が発生したという想定で行われ、事前に申し込みをした約100名が参加しました。今回は小ホールということで金管五重奏のグループ「祭ばやし」による演奏で、4曲目の「となりのトトロ」の演奏の途中で地震が発生。大きな地鳴りとともに照明が点滅する中、係員の「身を低くして、荷物などで頭を守ってください」とのアナウンスのもと、参加者は一斉に身をかがめて、頭を守る姿勢をとっていました。地震による周辺の被害状況の確認が整うと、大きな余震に備え、館外への避難が開始され、係員の誘導により、観客は整然と速やかに避難しました。避難後、休憩時間をはさんで、あらためて演奏が再開されました。参加した区民からは「東日本大震災の発生以来、大きな地震への備えが大切と感じていました。コンサートが好きでパーシモンホールにも何度か来ていますが、素敵な演奏と合わせて避難訓練に参加できることで、これらも安心してコンサートに行くことができます」と話していました。

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