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藤扇流は昭和42年故藤扇祥扇さんが創流。その斬新な芸風と情熱は新風を巻き起こしまたたく間に全国に進展、以来歌舞伎座公演を始め海外でも好評を博している。その二世家元藤扇裕士さんは、六歳より日舞を習いはじめ、母祥扇さんの指導も受けながら宗家藤間流に入門した。藤間紫師の薫陶により歌舞伎座での藤紫会で「蝶の道行」を先代市川門之助丈と演じた他、朝丘雪路さんらとも共演するなど舞踊界きっての若手ホープ。水前寺清子さんや市川猿之助さんらとも交流がある。二世家元襲名後は本部目黒はもとより札幌から沖縄まで支部の稽古やレコード各社の振り付け等まさに東奔西走の毎日だ。11月9・10日には中野サンプラザで祥扇追悼舞踊会が盛大に行われた。
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