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写真撮影: ターミナル企画 |
プロフィール
花田勝(はなだまさる)・・・
昭和46年生まれ。
中野区出身。
第66代横綱若乃花。幕内優勝5回、横綱在位11、場所殊勲賞3回、技能賞6回。2000年現役引退。その後はスポーツキャスターとして活動中。
2003年3月六本木に「チャンコダイニング若」をオープン。プロデュース兼経営を手掛けている。
第66代横綱若乃花が、惜しまれながらも13年間の現役生活にピリオドを打ち、約380人がハサミを入れた断髪式から、早くもこの9月で3年が経った。
現役引退後は、スポーツキャスターとして活動し、現在は評論家として報知新聞の社員でもある。スポーツ街道まっしぐらの、これまでの生活を通して見えてきたもの・・・。
それは「食」に対するこだわりでもあった。
今年の3月、花田勝さんがプロデュース兼経営を手掛けるお店が六本木にオープンした。その名も「新創作料理 チャンコダイニング若」。
お兄ちゃんこと、花田勝さんに「チャンコ」への想いを伺った。
「一般の方からみると『チャンコ』と言うと、お鍋のことだけをイメージする方が多いと思うのですが、相撲の世界では食事のことは全てチャンコと呼んでいるのですよ。ですから、パスタでもハンバーグでも何でもチャンコになるわけです。このお店を始めた理由もチャンコという言葉をちゃんと知っていただこうということがありました。なぜ、店を開くのに下町ではなく六本木を選んだのか。それは今までのチャンコ屋さんという雰囲気を、正直言ってやりたくなかったから。相撲は日本の国技だけど、僕はスポーツとして取り組んできました。現役時代からそういう感覚でやってきたので、チャンコ屋をやる時も今までのチャンコ屋とは違うスタイルでやりたかったのです。お相撲さんもみんながみんな畳で生活しているわけでもないし、洋楽やヒップホップを聞いている一面もある。そんな面もあるということを、食の文化を通して伝えられたらいいなと思っています。ましてや、六本木という街は、色々な国から来ている人も集まる街ですよね。そういう中で、まずは『チャンコって何だろう』と興味を持ってもらい、更に相撲にも興味を持っていただけたら嬉しいですね」。
店内には、現役時代に使用していた化粧回しや太刀などが飾られていて、インテリアのアクセントになっている。 この店の雰囲気は確かに和のテイストを残しながらも、スタイリッシュでモダンな空間。
その中で、元二子山部屋の力士が作るチャンコ鍋や季節を感じられる料理の数々が楽しめる。やはりチャンコ鍋にはこだわっており、味付けも味噌・醤油・塩・キムチの4種類から選べる。
「チャンコ鍋の味付けも各部屋によって違うのですよ。曙関の部屋は最初、マヨネーズやケチャップを入れていたと人に聞きました。うちの店としても何がチャンコ鍋としてうまいのかを色々吟味し、良いものを残しながらこの店でしか出来ないようなものも作っていきたいですね。チャンコ鍋は、野菜もたっぷり入っているし、栄養バランスがとてもすぐれた料理だと、海外からも注目されているのですよ。チャンコという語源は色々な説があるみたいですが、僕が聞いているのはチャン(父)とコ(子)という意味。親子や部屋の一門が一緒に食卓を囲むような雰囲気を味わって欲しいですね」。
(お店の内容は下段参照。次号に第2弾を掲載予定。)
抽選で3名の方に
サインをプレゼント。
詳しくはこちら・・・応募〆切2003年10月20日。当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
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