ターミナル12号
 
 

劇団四季 ミュージカル『コンタクト』
「黄色いドレスの女」で出演

高久舞さん



劇団四季 ミュージカル『コンタクト』
「黄色いドレスの女」で出演


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〆切7月31日

高久舞さんが出演している「コンタクト」公演情報は劇団四季のページをご覧下さい。

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プロフィール
★高久舞(たかくまい)・・・
92年ローザンヌ国際バレエコンクールでエスポワール賞を受賞。ベルギーへのバレエ留学の後、ウイーン国立オペラ座バレエ団に日本人として初めて入団。98年『ソング&バレエ』出演をきっかけに、2001年劇団四季に正式入団。『コンタクト』第3部で主役に抜擢。

記事及び写真 禁転載・複写

  • 3才からバレエを習い、両親は競技ダンスをペアでやっているという。小さい頃から「踊ること」の環境には恵まれていた。バレエ留学の後、4年間ウイーン国立オペラ座バレエ団で活躍していた高久さんだが、ケガという大きな壁にぶつかる。ケガの回復も思わしくなく悩んでいたが、劇団四季とローザンヌ国際バレエコンクール日本人受賞者による長野オリンピック文化芸術祭参加作品『ソング&バレエ』に出演する機会を得る。そこで、初めて劇団四季と出逢いミュージカルの世界を知る。「自分たちは踊りだけしかやっていないけど、ミュージカルの方たちは歌って踊って台詞もあって何でもできちゃう人たちなんだと思いました。劇団四季のメインで活躍している方たちとご一緒できてよかったです」と当時の思い出を振り返る。
  • それがきっかけで、2001年に正式入団。バレエの世界からの転身だ。「私は今まで踊りの世界でやってきたけど、ミュージカルはその3倍以上の努力をしないといけないですよね。舞台上で今まで声を出したこともなかったので、そこから頑張らないと。今の課題は台詞。でも表現方法は変わっても作品を伝えるということは同じ」
  • ミュージカル作品にアンサンブルとして出演の後、『コンタクト』では、黄色いドレスの女という大役に大抜擢。「自分のキャラクターに合わないような気がしていたので、この役を頂いたときはびっくりしましたね。でも、新しいものを覚えるという意味ではどの役も同じ。その時はとにかく覚えることに必死でした。まず劇中で使われている歌詞を深く理解することで、イメージが沸いてきました。最初は漠然としたイメージで役作りしていましたが浅利先生が稽古をご覧になり色々説明してくださった時にやっと役柄が具体的に見えてきて。動きの一つ一つに全て意味があるので、それを丁寧に演じるよう心がけています」舞台上で黄色いドレスに身を包んだ高久さんの役は、神々しいまでの魅力を放ちみんなをとりこにする女性。入団してからまもないが、実に堂々とした踊りで観客をひきつけている。バレエの世界で培った経験を元に新しい世界を開拓中だ。特に登場のシーンの迫力は圧巻だが、「みんなそう言うんですが私の中ではさほど印象的なシーンではないんですよ。一度客席で観てみたいですね」と語る。
  • 本作品のポスターを街中でご覧になった方も多いと思うが、「こんな経験初めてなので、自分が出ているものを最初に街中で見たときは驚きました(笑)。不思議な気持ちですよね」とのこと。「とにかく今は毎日の経験一つ一つが勉強。共演している方々から色々なことを吸収したい」と意欲を語るが、ポリシーは「健康が一番、あとは何でも楽しくやっていきたいですね」とも。今まで観て好きだと思った劇団四季の作品は『ユタと不思議な仲間たち』や、出演した『はだかの王様』。「こういう作品はボロボロ泣きながら観ちゃいます(笑)」絵を書いたり本を読んだり自然を眺めたりすることも好きと言い、舞台とちょっと違った一面ものぞかせる。