「目黒不動尊・瀧泉寺」の歴史は古く、808年に慈覚大師が創建したと言われている。門前町も栄え、今なお「お不動さん」は地元の生活に根付き親しまれているが、毎月28日の「大縁日」には遠方からも多くの参詣者が訪れる。
特に忘れてはならないのが、毎年10月の28日に行われる「甘藷まつり」。これは江戸の初期に甘藷(さつまいも)の普及に努めた「甘藷先生」こと青木昆陽の遺徳をしのび、感謝することを主旨として行われているもの。
この日は、サツマイモ生産各地から特産物が集まり、骨董や植木などの多くの露店も出ることからその賑わいは大変なもの。是非一度訪れてみてはいかが?
青木昆陽は晩年、目黒に住んでおり72歳で他界。生前に作らせておいたという墓石が、同寺の裏の墓地にある。
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