- 2026-10-1
- ▶︎ 自由が丘

自由が丘駅正面口からすぐ、街の中心ともいえる場所に、新たなランドマーク「JIYUGAOKA MUSE SQUARE(自由が丘ミューズスクエア)」が誕生。2026年9月17日のグランドオープンを前に行われた内覧会では、自由が丘らしい上質さと親しみやすさを併せ持つ館内が披露されました。 施設名にある「MUSE」は、自由が丘のシンボルとして親しまれている自由の女神像に由来します。女神像と同じ場所で、この街の未来を見守る存在でありたい――。その思いを込めて名づけられました。ロゴマークは女神像の翼をモチーフに「M」を表現。3本のラインには「過去・現在・未来」という意味が込められています。

商業施設のテーマは、洗練された高感度な暮らしを提案する「FINE QUALITY LIFE」。地下1階から5階までに、ファッション、雑貨、インテリア、グルメ、医療、教育など、個性豊かな59店舗が集まります。買い物や食事だけを目的とする場所ではなく、暮らしに必要なものや新しい楽しみに出会い、家族で日常的に立ち寄れる場所を目指しています。
地下1階には、品質にこだわった食品をそろえる「明治屋自由が丘ストアー」と「マツモトキヨシ」が入り、地域の毎日の暮らしを支えます。
1階には「Theory」「Declic」「UNITED ARROWS WOMEN’S STORE」「LOISIR」などのファッション店舗をはじめ、「Cosme Kitchen」「NIHONDO KAMPO BOUTIQUE」、フラワーショップの「FLEURISTE BON MARCHE」などが並びます。
食の充実も大きな魅力です。「ににぎ」「VANILLABEANS」「パティスリーパブロフ」「PIERRE MARCOLINI」「Bread&Coffee IKEDAYAMA」など、自由が丘らしい華やかさを感じさせる店舗がそろいました。
なかでも注目したいのが、再開発前からこの地区で街の歴史を紡いできた「自由が丘 一誠堂」「自由が丘 モンブラン」「そば処 自由が丘 薮伊豆」が、新しい施設に戻ってきたことです。

1階と2階に店を構える「自由が丘 一誠堂」は、1932年創業。時計、眼鏡、宝飾を扱い、長年にわたって自由が丘の時を刻んできました。施設内で唯一、2フロアにわたって展開する店舗となり、正面には旧店舗でも街の人々に親しまれてきたレリーフ入り時計が掲げられています。

1階の「自由が丘 モンブラン」は1933年創業。日本におけるモンブラン発祥の店として知られ、洋菓子を通して自由が丘の文化を育ててきた存在です。新店舗には50席のサロンが設けられ、モンブランをはじめとする生菓子や、長く愛されてきた焼き菓子とともに、ゆっくりと過ごす時間を楽しめます。

4階には、1934年創業の「そば処 自由が丘 薮伊豆」が復活。再開発前は駅前ロータリーに面した場所で営業し、2022年から休業していました。新店舗でも、素材を吟味し、手間を惜しまず仕上げる日本蕎麦と、創業以来受け継いできた味を提供します。
新しい建物に生まれ変わっても、長年この場所で愛されてきた3店が再びそろうことは、自由が丘ミューズスクエアの大きな特徴です。街の記憶を受け継ぎながら、新しい世代へつないでいくという施設の姿勢が表れています。

2階には「エーグル」「かぐれ」「MICA&DEAL」「MAQWEL」「maison de soil Plus」などのファッション店舗のほか、「MARKS&WEB」、インテリアショップの「Re:CENO」などが出店。流行だけに偏らず、長く愛用できる衣服や暮らしの道具を選べるラインナップです。

3階には「ハンズ」を中心に、世界の良質な玩具を扱う「アトリエニキティキ」、ステーショナリーの「Forma」、ギフトや生活雑貨を扱う「HANSEL&GRETEL」、タオル専門店の「ホットマン」、「LIVING HOUSE/SEMPRE edit」などが集まります。暮らしを少し豊かにしてくれる品との出会いが広がるフロアです。このほか、クリニックや歯科、コンタクトレンズ専門店も入り、生活に身近な機能もそろえられています。

4階には「AGIO」「香華園」「鮨Yasuke 潮彩」「焼肉 叙々苑」など、多彩なレストランが並びます。自由が丘で過ごす日の食事を、世代や目的に合わせて楽しめるフロアです。

5階には、保育、教育、医療など、子どもと家族に必要な機能を集約した「こどもでぱーと 自由が丘」が開設されます。幼児教室や学童、託児、小児科、そろばん教室、探究型学習、子ども向けヘアサロンなどが集まり、キッズトイレや授乳室も整備されています。

同じフロアには「ABC自由が丘クッキングスタジオ」もオープン。料理を学ぶだけではなく、作る楽しさを共有し、人と人がつながる「ABC自由が丘クッキングスタジオ」は、子どもから大人まで参加できる、5階の新たな交流拠点となりそうです。

内覧会で自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合の岡田一弥理事長は、自由が丘が女性ファッション、雑貨、スイーツ、美容など、時代に合わせて新しい魅力を取り入れながら発展してきた歴史を紹介しました。一方で、約100年にわたり街の都市機能が大きく更新されてこなかったことや、建物の老朽化、防災面などの課題にも触れました。

今回の再開発について、岡田理事長は「次の100年に向かっての、新たなスタート」と表現。新しい施設が、街のさらなる発展に役立つことへの期待を語りました。 長年愛されてきた店と、これからの暮らしを提案する新しい店。商業、食、医療、教育、子育てといった多彩な機能を備えた自由が丘ミューズスクエアは、街の歴史を受け継ぎながら、新しい日常を育てていく場所です。自由が丘の玄関口に生まれたこの施設は、次の時代を象徴する新たな街のシンボルとなっていきそうです。









