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2009冬特大号(No.42)

 

大和田美帆さん インタビュー

 
大和田美帆さん インタビュー
 
大和田美帆さん インタビュー

大和田美帆さんプロフィール
1983年8月22日生まれ。東京都出身。

2003年ミュージカル『PURE LOVE』(小池修一郎
演出) にて舞台デビュー。

その後『ファンタスティックス』(宮本亜門演出)、
ミュージカル『阿国』(栗山民也演出)、
音楽劇『ガラスの仮面』(蜷川幸雄演出)、
『EVIL DEAD THE MUSICAL』(河原雅彦演出)
など舞台を中心に活躍。テレビドラマや
バラエティ番組への出演も多数。CS 放送
『プレイハウスディズニー 』MC レギュラーも
務めている。

2010年5月『夢の泪』(井上ひさし作・
栗山民也演出/ 新国立劇場) の出演が
決まっている。

公式ブログ
http://ameblo.jp/miho-ohwada/

 
大和田美帆さん インタビュー

 2007 年の初演のときに客席で観て感動しました。その2日後にもう一回観に行った位好きな作
品です。私はミュージカルを観るのが大好きで、特に宝塚のように華やかなものが好きです。この
作品のタイプは違うのですが,ストーリーの深さがあって、音楽が素晴らしくて。こういう作品も
いいなぁと思いました。今まであまり観たことがないタイプのミュージカルだなと。

 「白いドレスの女は何者なんだろう?」「この人が秘密を握っているんじゃないかな?」と思わず
のめり込んでしまうようなミステリーの要素があって、観終わった後には「やられた〜 !」と思い
ました。作り手の側から見たら、計算通りの反応をしてしまった観客だったわけです(笑)。今度は
私が出演する側に立たせていただくことになったので、自分が驚いたのと同じような反応をしてい
ただけるように演じられたらいいですね。結末を知った上で2回目を観たら、また新たな面白さを
感じたので、そうなるように作り上げたいです。

 
大和田美帆さん インタビュー

 ミュージカル『ウーマン・イン・ホワイト』の大きな魅力のひとつが歌だと思います。この作品
はストレートプレイでもいける話だと思いますが、ミュージカルになっているところが面白いなぁと。
全てが音楽で綴られているので、あのときに歌っていた歌がここでまた歌われているとか、転調し
て変化しているとか。パズルのように色々なメロディを組み合わせた展開の仕方が、アンドリュー・
ロイド= ウェバーの素晴らしさであり、これぞミュージカル作品としての醍醐味だと思います。

 もともとロイド= ウェバーの曲が大好きで音楽などもよく聴いています。特に『オペラ座の怪人』
のクリスティーヌの歌がとても好きです。なんとなく『ウーマン・イン・ホワイト』の雰囲気にも
似ているような感じがします。今回、ロイド=ウェバーの作品に出演させていただくのも初めてです
し、実はオーケストラの生演奏も初体験です。歌稽古が始まったのですが、「ここで指揮者を見て」
と言われ、慣れるまではちょっと戸惑いそうです。皆さんすごいなぁと共演者の方たちを尊敬して見
ています(笑)。

 
大和田美帆さん インタビュー

 私が演じるローラは控えめな女性ですが、本人がまだ気付いていないだけで情熱的な面も持って
います。田舎で静かな暮らしをしていたところへ、ハートライトという男性がやってきて、一気に変
化していきます。ハートライトへの恋心が急速に大きくなっていきますが、ローラには亡き父が決
めた婚約者がいるのです。展開がとても速いので流されないように心の葛藤を丁寧に演じたいです。
“ 芯が強くてはっきりした意思を示す女の子”、というところは私の性格に共通しているのかも。

 ローラの歌はファルセットの高い裏声を使う曲が多いのですが、最後に事実が分かったときには
それまでと全く変わって力強い歌声の曲になります。そのあたりもロイド= ウェバーはすごいなぁ
と。音楽の持つ力は大きいと思います。全て歌で表現するというのが初めてなのでまだまだ大変で
すが、やりがいがあります。共演者の方々も皆さん初めて。姉のマリアンを演じる笹本玲奈さんと
は、ご飯を一緒に食べたりしたことはあるのですが今回初めての共演です。実際は私の方が年上で
すが、舞台を観てとても尊敬している女優さんなのでご一緒できるのが楽しみです。

 
大和田美帆さん インタビュー

 2003年に舞台デビューさせていただきました。芸能界入りに関して、父(大和田獏) も母(岡江
久美子) も応援してくれましたが、同時に厳しさも教えてくれました。実力勝負のこの世界でやっ
ていくにはとにかく“ 努力が大事”だと、今も言われ続けています。両親の名前が知られている
というのはあまり考えず、今はとにかく自分が前に進んで頑張らなくちゃと思っています。家族は
すごく仲がいいので、色々な話をします。私の高校時代、母は朝の番組があるのにすごく早く起き
てお弁当作ってくれました。いざ自分がそういうことをできるか考えたらとてもできないので、あ
のパワフルさは私にとってスーパースター(笑)!。自分が社会人になり、あらためて今まで両親がやっ
てくれたことに感謝しています。

 
大和田美帆さん インタビュー

 母が舞台を観るのが好きで、私も小さな頃からよく観ています。一人っ子ということもあり、
家で宝塚やディズニーの映像を見て育ったので、ミュージカルは大好きですね。無人島に何を持っ
ていくかと聴かれたら、ミュージカル音楽と答えます(笑)! 子どもの頃から「そうだったらいいの
に〜」と思う“ 夢の世界”がミュージカルにはあるんですよね。いろんな楽しみ方があると思い
ますが、私は特に群舞やコーラスで圧倒される感じが好きです。

 
大和田美帆さん インタビュー

 今、来年に向けて色々と準備を始めています。2010年の最初がミュージカル『ウーマン・イン・
ホワイト』への出演というのがとても嬉しいですし、そこでうまくスタートを切れたら良い年にな
りそうな予感がします。私にとって飛躍の年になるように、そして…勝負の年だと思って頑張りた
いと思います!

 
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