2009春特大号(No.39)役所広司監督デビュー『ガマの油』 2009年6月6日 全国ロードショー
俳優として数々の作品に出演してきた役所広司さんが、スタッフとともに約2年の構想期間を経て作り上げた映画『ガマの油』が、2009年6月6日、全国ロードショーにて公開されることになりました。
1月26日にキャストが登壇しての完成発表記者会見が行われましたので、その模様をご紹介します。
普段は演じる側で活動している役所さんは、今回が監督初挑戦となりましたが、出演者の皆さんからは俳優経験をもとに指示してくださるのでとてもやりやすかったとの声が上がりました。 完成品を観た出演者の方々によると、役所さんの温かい性格がにじみ出る作品に仕上がったようです。役所さんが子供の頃に見た「ガマの油売り」がどのようなエッセンスとなっているかは見てのお楽しみです。 この映画はファンタジーな映画だと思っています。映画は、先が読める瞬間に退屈してしまうものだと思っているので、なるべく予測のつかないようにやっていきたいなと思いながら作りました。 人生笑って生きていくしかないと思うし、つらいことがあっても誰かがいつも見守っていてくれているというのが分かったときに、自分の大切な人との別れとか、そういうものに対しても楽な気持ちになれるというのを感じていただけたらなぁと。 生きていくのが楽しいと思えるような映画になるように作りました。初めての監督経験ですし、自分も出演していますので、スタッフや共演者のみなさんにいろいろとご迷惑をかけましたが、助けていただきながら作り上げました。 自分もこの映画好きだなぁと思える作品になり、大変感謝しています。是非多くの方にご覧頂けたらと思います。 目次に戻る |