こぼれ話一覧へ一覧へ戻る
お問い合わせ
 

HOME > こぼれ話一覧 > 記事内容



明治座NEO時代劇 
『HAKANA』〜「いとしの儚」より〜
舞台稽古の様子をご紹介


(2008年4月23日記載)


 


◎ このページからご覧になった方へ

情報紙ターミナルとは、東京の目黒近郊で年4回無料配布しているフリーペーパーです。
目黒近郊エリア情報と、舞台を中心としたエンターテインメント情報を掲載しております。
詳しくはトップページをご覧下さい。


★ 記事について

この記事は、情報紙ターミナルのオリジナル記事です。
著作権は情報紙ターミナルにあり、他への転載は厳禁です。
記事の内容は書き込んだ時点のものですので、変更の際はご了承ください。
(一部敬称略)





4月18日明治座にて、横内謙介脚本、杉田成道演出による明治座NEO時代劇『HAKANA』〜「いとしの儚」より〜が開幕しました。
開幕に先駆け行われた舞台稽古の模様を写真掲載でご紹介します。


(写真・記事の転載・複製禁止)   

 

 

 

 

 

 

 

 

【初日公演直前 囲み取材コメント】


藤本美貴さん(儚役)
初日でドキドキしていますが自信を持ってやりたいと思います。
稽古もとても楽しかったので、本番が始まると10日間しかないので残念です。

作法の先生に所作などを習いました。

自分が大きくなって肩車してもらいことなんてなかったので、そういうシーンは結構楽しんでやっています。 自分も(実生活で)一途な方だと思いますが、儚は本当にすばらしい女性だと思います。

すばらしい舞台になっていると思うし、なっていればいいなと思うので是非皆様ご覧ください。
大口兼悟さん(鈴次郎役)
男性にとって儚は理想ですね。
なかなかこういう女性はいないと思います(笑)。

松澤一之さん(生臭坊主妙海役)
みんなが体当たりで演じています。
大胆な濡れ場もたくさんありますから、
そのあたりも見所では。
杉田成道さん(演出)
若いエネルギーが集まって、
とてもいい作品に仕上がったと思います。

 

【あらすじ】

 親兄弟、妻子は元より心を許した幼なじみの1人も持たない天涯孤独の流れ者。
手癖は悪いし意地も汚い人間のクズ、博打打ちの鈴次郎(大口兼悟)。

掛け金のなくなった鬼シゲ(住谷正樹)は、最後の勝負で世界一の女を賭け鈴次郎に挑む。もちろんツキの神様・賽子姫(ホリ・ヒロシ)に気に入られている鈴次郎が負けるはずがない・・・

鬼シゲが用意した女とは墓場の死体を集めてこしらえた女だった。
ついさっき生まれて死んだ赤子の魂を入れて完成させた美しい女。

ただし、この女は生まれてから100日間は抱いてはいけないという。100日間を経たずして抱いてしまうと水になって流れてしまうというのだ。名前は、人の夢儚しの「儚(はかな)」(藤本美貴)。

心は子供でも身体は大人の女性。自分の欲望を抑えつけて儚に接する鈴次郎。鈴次郎になつき、一緒にいることで言葉遣いや素行も悪く育っていく儚。僧の妙海(松澤一之)は儚を寺に預け教育することを薦め、反対する鈴次郎にサイコロ勝負を挑む。なぜか、賽子姫の鈴の音が聞こえず、あっさりと負けてしまう鈴次郎。それからというもの鈴次郎は賭博でも連日負け続ける。

鈴次郎のために女性としての教養、言葉遣い、男の喜ばせかたまで身につけた儚。しかし全てが気に入らない鈴次郎。賭博をやめて二人で暮らさないかと鈴次郎に想いを必死で伝える儚。だが他人に想いを掛けられたことなどない、鈴次郎のとまどい。その時。賽子姫の鈴の音が聞こえてくる。「自分には賭博しかない」と言い捨てて鈴次郎は駆けていく。

鈴次郎は百両を借りに妙海を訪れるが、聞き入れられずついに妙海を刺し殺してしまう。
かけつけた儚は涙ながらに「なんでこんなことをするのか」と鈴次郎をなじるが、鈴次郎も最後の勝負だと決意している。「これっきりだ、最後の勝負だ、二百両になったら土地を買って、儚、一緒に暮らそう。そして一生償って生きる。」

宿敵ゾロ政(村杉蝉之介)との最後の勝負に挑む鈴次郎。あっという間に百両をすり、ついに儚を賭けてしまう。頼みの賽子姫の鈴の音は、最後まで聞こえない。

女郎にされた儚。
しかしどんな男でもあっという間にいかせてしまい、決して最後まではさせないという。大評判となり、ついた名前が「させず太夫」。そして、99日目。あと1日で儚の夢がかなうという日。放浪の鈴次郎が、身を隠しながら儚を見守る。

あと一日で人間になれる儚・・・。人間になって、鈴次郎に抱かれたい儚の夢は・・・。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明治座NEO時代劇 
『HAKANA』
〜「いとしの儚」より〜

公演概要

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


日程:4月18日(金)〜27日(日)
劇場:明治座
料金:S席9,000円 A席6,500円 B席3,500円

 作:横内謙介 演出:杉田成道 人形遣い:ホリ・ヒロシ
出演: 藤本美貴 大口兼悟 山本 亨
住谷正樹(レイザーラモン) 出渕 誠(レイザーラモン) 村杉蝉之介
松澤一之 片岡サチ ホリ・ヒロシ

 お問い合わせ:明治座チケットセンター 
03−3660−3900(10:00〜17:00)

 http://www.meijiza.co.jp/

 

 




★お知らせ ボックス

演劇・舞台関連記事はターミナルこぼれ話の別ページにて掲載

 

情報紙ターミナルのオリジナル記事です。
記事の内容は書き込んだ時点のものですので、変更の際はご了承ください。


© since1999 terminal All Rights Reserved.
記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。
当ページへのリンクをご希望される方は事前にターミナル編集部までご連絡下さい。
情報は、書き込んだ時点の物です。変更の際はご了承ください。