2007年7月、徳川家菩提寺の増上寺（東京都）にて、
舞台版『大奥』の製作発表（司会：フジテレビ笠井アナ）が行われました。

製作発表会場には、着物数点が飾られ、
登壇した出演者たちも衣装を身にまとい、豪華で大掛かりな会見になりました。

舞台版『大奥』の演出を手がけるのは、
テレビシリーズ全シリーズと映画の演出も手がけた林徹さんです。

「実は映画化の話よりも前に舞台化の話がありました。
（TVドラマの演出家なので）ドラマを舞台にすることに不安がありましたが、
一番好きなファーストシシリーズの浅野さんや安達さんともう一度仕事ができるのが
嬉しいです。 若い人から年配の方まで楽しんでいただける舞台になるよう頑張ります」と話しました。

原作・脚本を手がける浅野妙子さんは
「舞台はテレビと違ってわざわざこれを観にお越しくださるので、
笑ったり泣いたり感動したりということを、プレゼントできるような作品に
したいと思います」とコメントしました。

この製作発表に出席した出演者は8名。
木村多江さん・江波杏子さんは仕事の都合で欠席。
羽場裕一さんは、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』全国ツアー
出演中のため、ひげをはやしての登壇となりました。
（各登壇者コメントは下記参照）

2007年9月29日〜10月27日まで明治座公演が行われ、
そのあと、11月3日〜11月29日まで中日劇場で上演されます。

来年5月からは全国15カ所へのツアーも予定されています。

	浅野ゆう子さん（大奥総取締・瀧山役） 大奥はすばらしい作品で、（テレビのほか）映画にも出していただきまして、舞台にも出演させていただくことになりました。 大奥総取締瀧山という怖くて嫌な女性を演じておりますが、これを機に一生いじめ役でいこうと思っております（笑） 私が50〜60歳になっても演じられる役だと思いますので、私のライフワークになれば嬉しいなと思います。
	安達祐実さん（和宮役） 和宮をやらせていただきます。テレビの第1シリーズで同じく和宮をやらせていただいて、久しぶりに大奥に帰ってくることができて嬉しいです。 今日久しぶりにまたこの格好をしてみて、舞台でずっとこういう衣装で過ごすと思うと恐ろしい感じもしますが（笑）がんばって、けなげな和宮を演じたいと思います。
	羽場裕一さん（徳川家定役／僧侶・柳丈役） これだけ素敵な女性に囲まれてちょっと緊張しております。 稽古場が女子校のような感じになりそうです。この舞台に出演させていただけることになり、非常に光栄に思っております。
	金子昇さん（徳川家茂役） 大好きなシリーズにまた参加させていただきとても嬉しく思っています。がんばりますのでよろしくお願いいたします。
	鷲尾真知子さん （大奥スリーアミーゴス・葛岡役） 徳川ゆかりの増上寺での製作発表の場に、こうやって出演者として並べることが夢のようでございます。きっと私の前世は徳川とゆかりの何かなんじゃないかとも思います（笑） 舞台をご覧になってくださった方が、ああ舞台を観に来てよかったなと思って帰っていただけるようなエネルギーを出して、そしてお客様からもパワーをいただいて素敵な舞台を作りたいと思っていますｌ。
	山口香緒里さん （大奥スリーアミーゴス・吉野役） こんな大きな舞台に出演するのは初めてです。念願だった舞台に立てるのは嬉しいですが、大丈夫なんだろうかという緊張の方が今は大きいです。 1度やったらはまるという舞台の魅力に『大奥』という舞台ではまりたいと思います。
	久保田磨希さん （大奥スリーアミーゴス・浦尾役） テレビ、映画とやってきましてこの作品は私の役者人生においてかけがえのないものになっています。 それをまた舞台でやらせていただける、そして大奥スリーアミーゴスとして存在させていただけることはとても幸せです。 このような大きな舞台でのお芝居は初めてなので、稽古に入るまでにも色々やることがありそうです。とりあえず体力作りのためにビリーズブートキャンプを始めました（笑）。体力をつけたり、ボイストレーニングをしていこうと思います。
	松尾れい子さん（奥女中・おその役） 私はテレビの第1シリーズに出演させていただいたのですが、林監督にとても厳しく愛をもった演出をしていただいたので、もう2度と監督とやらせていただくことはないんだろうなと思っておりました。 絶対にまたご一緒したいなと思ってはいましたが、その願いが4年越しに叶い、感極まっております。