こぼれ話一覧へ一覧へ戻る
お問い合わせ
 

HOME > こぼれ話一覧 > 記事内容

『妻をめとらば −晶子と鉄幹−』
囲み取材が行われました。
 
(2007年7月11日記載)




◎ このページからご覧になった方へ

情報紙ターミナルとは、東京の目黒近郊で年4回無料配布しているフリーペーパーです。
目黒近郊エリア情報と、舞台を中心としたエンターテインメント情報を掲載しております。
詳しくはトップページをご覧下さい。


★ 記事について

この記事は、情報紙ターミナルのオリジナル記事です。
著作権は情報紙ターミナルにあり、他への転載は厳禁です。
記事の内容は書き込んだ時点のものですので、変更の際はご了承ください。
(一部敬称略)

(写真・記事の転載・複製禁止)



(2007年7月10日築地本願寺にて撮影)






2007年7月28日〜8月20日明治座で上演
『妻をめとらば −晶子と鉄幹−』

時代の先端を走る“情熱の歌人”与謝野晶子は、
12人の子供を生み育てたお母ちゃんだった というお話。

==========

舞台は明治42年から大正2年までの5年間。
恋に仕事に家事、育児、何事にも一生懸命、頑張り屋の妻・晶子と、
自称・老いぼれポンコツ歌人、今や専業主婦の真似事をする夫・鉄幹。
かつては「虎の鉄幹」と呼ばれた夫のそんな姿が、晶子は歯がゆくてならない。
だから、二人の日常は犬も食わない夫婦喧嘩の繰り返し。

そんな夫妻をとりまくのは、石川啄木、北原白秋、平野萬里に佐藤春夫、
さらに管野須賀子に平塚雷鳥、いずれも綺羅星のごとく輝く文化人。
その実、本を出したくてもお金がなかったり、嫁姑問題に悩んだり、
命がけの恋をしてみたり、みんな生きてゆくのはいろいろ大変で・・・。

泣いたり、笑ったり、怒ったり・・・愛らしくも面白おかしい
登場人物たちがおりなす物語。たっぷりの愛情と、
ちょっぴりのほろ苦さがつまった極上の人情芝居です。

==========

後世に名を残す偉人、与謝野晶子役は藤山直美さん、
その旦那である与謝野鉄幹役は香川照之さんが務めます。

昨年、名古屋と大阪で上演され、
今年は東京の明治座で上演されます。



公演に先駆け、囲み取材が行われました。


藤山直美さん(写真右)

この作品に限りませんが、
お客様は、はらわた(心)の中でしゃべっているものを観に来てくださると
思うので、そこを大事に演じたいと思います。

昨年他の劇場で上演した作品ですが、
その時とはキャスティングも数名変わっていますので、
また違った風が入ってきたなという感じです。
台詞は同じでも、話すテンポや受け答えが変わるので、
そういうところを新鮮に感じながら稽古をしています。

先ほど、はらわたを大事にという話がありましたが、
この作品は心情がとてもよく描かれています。

与謝野晶子という役を通して、昔の日本人の生活や感性などを
お見せできたらと思います。

7月28日から明治座で上演しますので是非観にいらしてください。


香川照之さん(写真左)

夫婦は喧嘩をしながらそれを乗り越えて更に仲良くなったり、
支えあったりしていると思うんです。
そういう夫婦の姿が表れている芝居だと思います。

昨年上演された芝居ですが、明治座で再演という形で
また上演させていただけることをとても嬉しく思います。

アットホームな雰囲気で清らかな気持ちになる作品です。

藤山さんとも昨年稽古を含めた3ヶ月間をこの芝居でご一緒させて
いただいて、役や芝居を作り上げていく姿勢がすごいなと思いました。
出演している俳優人も思わずわらってしまうような
パワーをお持ちです(笑)。






『妻をめとらば −晶子と鉄幹−』

劇場

明治座

日程 2007年7月28日〜8月20日
上演時間 4時間(予定) 休憩2回を含む
出演・スタッフ マキノノゾミ:作「MOTHER−君わらひたまふことなかれ」より
脚本: マキノノゾミ・鈴木哲也  演出:宮田慶子
制作: 新歌舞伎座/鞄カ夢
主催: テレビ東京/明治座
出演: 藤山直美 香川照之
岩崎ひろみ 岡本健一 木下政治 小宮孝泰 太川陽介 匠 ひびき
松金よね子 山田純大 山本未來 横堀悦夫 他
(五十音順)
HP 明治座 http://www.meijiza.co.jp/




★お知らせ ボックス

演劇・舞台関連記事はターミナルこぼれ話の別ページにて掲載

   

情報紙ターミナルのオリジナル記事です。
記事の内容は書き込んだ時点のものですので、変更の際はご了承ください。

   
 
© since1999 terminal All Rights Reserved.
  記事・写真等の無断使用・無断転載は禁止しています。
当ページへのリンクをご希望される方は事前にターミナル編集部までご連絡下さい。
情報は、書き込んだ時点の物です。変更の際はご了承ください。