劇団四季公演情報


 
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ミュージカル『ウィキッド』









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上演に関するお問い合わせは 、
劇団四季東京公演本部 03-5776−6730へ。





 

ミュージカル『ウィキッド』が劇団四季により東京汐留の電通四季劇場[海](6月17日開幕 ロングラン公演)にて上演されます。

この作品は2003年10月30日、ブロードウェイのガーシュイン劇場で産声を上げました。開幕以来幅広い層の人々から支持され、これまでに北米ツアー、アメリカシカゴ公演、イギリスロンドン公演、アメリカロサンゼルス公演などが行われています。今回の劇団四季による日本公演で初めて非英語圏に進出することになり、全編日本語による上演となります。

原作となっているのは作家グレゴリー・マグワイアによって書かれた『オズの魔女記』です。不朽の名作「オズの魔法使い」のプロローグを描いたこの小説は、ドロシーが「オズの国」に迷い込むずっと前に起こった二人の魔女の出会いの物語です。一人は緑色の肌に生まれつき、賢く、激しい気性で周囲の誤解を受け、もう一人は美しく野心家で人気者。この二人が「西の悪い魔女」と「善い魔女」になるまでの数奇な運命をドラマティックに描いています。
「オズの国」(空想の世界)が舞台となっていますが、現代社会にも通じる要素が散りばめられています。
今年の1月23日には製作発表が行われ、多くの報道陣が詰めかけました。今回は、劇団四季公式ホームページ上で募集し、抽選により選ばれた方々もブログ記者として参加しました。

この日登壇したのは、 オリジナルプロダクションのプロデューサー マーク・プラット氏、劇団四季代表 浅利慶太氏、劇団四季代表取締役社長 佐々木典夫氏、劇団四季専務取締役 田中浩一氏、劇団四季常務取締役 安藤義宣氏の5名です。
ミュージカル『ウィキッド』のプロデューサーの1人で、この作品の生みの親とも言うべき存在のマーク氏は、これまで3つの映画会社の社長を務めたこともあり、『羊たちの沈黙』『めぐり逢えたら』『ベスト・フレンドズ・ウェディング』などのヒット映画の製作にも携わった経歴を持っています。
製作発表登壇者のコメントを紹介します。


<マーク・プラット氏>
この作品を様々な都市で上演するたびに、お客様が笑い拍手し、涙してくださるので我々としても深い喜びを感じます。
スペクタクルな舞台装置や衣裳など、クリエイティブスタッフたちがかけた魔法の世界があります。音楽は旋律豊かでメロディラインの美しいスコアだと思います。
このミュージカルは「8to80」と言われていて、8歳の子供から80歳の方まで、老若男女全ての方が楽しめるエンターテインメント作品です。観る人1人1人がそれぞれの魅力を感じるのです。
このミュージカルでは色々なことを教えてくれます。

新聞や学校で習う全てのことが真実であるとは限らないということに気づかせてくれる作品でもあります。ウィキッド(邪悪な)という言葉が使われていますが、この西の悪い魔女と名付けられた人は、正義と真実を求めた女性だと気づいていただけると思います。

善と悪も、ある一方を善、ある一方を悪であるとラベル付けをしてしまうわけですが、本質はそうであるとは限らないと思います。私は『ウィキッド』 というミュージカルに誇りを持っています。劇団四季によって日本語で上演されることにワクワクしとても楽しみにしています。


<浅利慶太氏>
ブロードウェイで作り上げられたプロダクションオリジナルの舞台を日本語で上演するという形になります。日本語には日本語の情緒がありますし、そのあたりを劇団内で色々話し合っていきたいと思います。
 演技などの指導をすることは出てくるかと思いますが、僕は演出ではなく、クレジットするとしたら協力というような形になります。キャストの選考はオリジナルスタッフと一緒にやろうと思っています。


<佐々木典夫氏>
『ウィキッド』は『ライオンキング』や『キャッツ』などと同様に、10数年に1度出るか出ないかという超大作ミュージカルです。豪華な装置や特殊効果の中で展開する感動的なストーリー、たくみにショーアップされた舞台が観客に熱狂的に支持されています。 私たちもこれだけのパワーを持った作品なら日本でも大きなロングラン作品になると確信し、上演を決意いたしました。


<田中浩一氏>
開幕は6月ですが、既に劇団内では準備を進めています。
ロス公演の稽古に劇団四季の数名が参加しています。同時に台本の翻訳作業を進めています。たたき台の歌詞を俳優たちに実際に歌ってもらったりしていますが、奥の深い作品ですので、そのあたりが上手く表現できればと思っています。配役はオリジナルスタッフ協力の下、座内のオーディションで決めることになります。


<安藤義宣氏>
この作品は、ブロードウェイ作品の中でもずば抜けた
パワーを持っています。すでに打ち合わせが進んでいますが、劇団四季過去最高の『ライオンキング』よりも『ウィキッド』は高額な制作費です。客席に1歩足を踏み入れると、人間の世界とは全く違う独特の世界「オズの国」に入り込んだような気持ちにさせてくれる装置が組まれます。これから衣裳の素材選びなどにアイデアを出しながら、ショーアップされた作品の世界を存分にお楽しみいただけるように作り上げてまいります。




 

会場 電通四季劇場[海]
公演日程 6月17日開幕 ロングラン公演
HP http://www.shiki.gr.jp


 



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